Short novel
□夏祭りに行こう
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朝、何だか息苦しくなって目を覚ましたら…
「おはよう、綱吉」
…何故か目の前にヒバリさんの顔がありました。
《夏祭りに行こう》
「………!?」
悲鳴を上げそうになるのを何とか堪え、綱吉は自分の上に馬乗りになっている雲雀を見る。
何故ここに…!?よく周りを見ると、開きっぱなしになっている窓を見つけた。恐らくそこから入ってきたのだろう。相変わらずの不法侵入である。
「あ、あの…?」
「君を迎えに来たんだ」
「へ?」
さも当たり前のように雲雀は言ってのける。
「協力して貰うよ綱吉」
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「夏祭りの見回りを手伝え!?」
「うん」
雲雀は頷いた。あれから綱吉は雲雀やいつの間にか来ていた風紀委員に拉致され、現在、雲雀宅の彼女の自室に居たりする(オレの部屋の何倍あるんだろう)。