☆短編☆
□☆なんで・・・☆
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☆なんで・・・☆
なんでなの?
キラは私が好きじゃなかったの? あれは嘘だったの?
数ヶ月前・・・。
キラと私は、お互い好きということで恋人になった。
告白したのはキラの方。
『前から、有紀のことが好きだったんだ』
『えっ?』
『有紀はどうなの?』
『私もキラが好きだよ』
『じゃあ、僕たち今日から恋人だね。』
『うん。これからもよろしく☆』
『僕こそよろしく☆』
私も前からキラのことが好きだったから、本当に嬉しかった。
でも、昨日、有紀は、キラの部屋の近くの廊下でキラとフレイがキスしてるのを見てしまった。
(なんで?キラがフレイとキスしてるの?キラって私が好きじゃなかったの?あの告白は嘘だったの?)
有紀は泣きながら、その場を去っていった。
「有紀?」
「キラどうしたの?」
「ううん。何でもないよ。」
「そう。じゃ、おやすみ」
「うん。おやすみ。」
キラとフレイは分かれてキラは自分の部屋に入っていった。
10分後、有紀はキラに何故フレイとキスをしていたのか聞きに行った。
「キラいる?」
「有紀?いるよ。」
有紀はキラの部屋に入る。
「キラ、どういうこと?」
「何が?」
「とぼけないで。私、キラがフレイとキスしてるの見たんだから。」
「見てたんだ。」
「キラ、私のこと嫌いになったの?」
「好きだよ。」
「じゃ、何で?」
「好きだけど、恋人関係の好きじゃないってことだよ。」
「どういうこと?」
「つまり、僕は、有紀じゃなくてフレイを愛してるってことだよ。」
「そうだったんだ。さよなら、キラ。」
有紀は泣きながらキラの部屋を出て行った。
(キラは最初から私のことはどうでもよかったんだ。キラを好きになった私が悪いんだ。)
有紀は翌日、アークエンジェルを降りることにした。
(終わり)