☆短編☆
□☆ケンカ☆
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☆ケンカ☆
今日、有紀と買い物をする約束をした。
10時に噴水のとこで待ち合わせ。
〜10時〜
有紀はなかなか来ない。
どうしたんだろう。
今まで、有紀が約束を守らないことはなかったのに。
そして、10分後、有紀が来た。
「キラ、遅くなってごめん。」
「別にいいよ。」
「買い物行く?」
「うん。」
有紀とキラは、デパートに向かった。
「有紀、何を買うの?」
「え〜と、服かな。」
「じゃ、僕が選んでもいい?」
「いいよ。」
キラは有紀のために服を探しに行った。
5分後。
「有紀、ここで何してるんだ?」
「アスラン。」
キラがやってくる。
「アスラン。何でアスランがいるの?」
「たまたま、ここを通っただけだ。」
「本当?」
「あぁ。」
「アスラン、さっきはありがとうね。」
「あぁ。」
「さっき?」
「うん。さっき、アスランに買い物に付き合ってもらったの。」
「へぇ〜。有紀、さっき遅れたのは・・・。」
「うん。アスランと買い物してたから。」
「僕というものがありながらアスランと?」
「キラ、怒ってる?」
「当たり前じゃない。」
「ごめん。」
「僕、有紀のこと嫌いだよ。」
「えっ?」
「おい、キラ。」
「有紀、アスランの方がいいんでしょ?」
「ち、違う。」
「嘘。僕の約束よりもアスランと買い物してたんだから。」
「わ、私は・・・。」
有紀は、泣きながらどこかへ走っていった。
「キラ、さっきの言葉はきついと思うぞ。」
「アスラン、有紀のことが好きなんでしょ?」
「キラ、誤解してると思うから言うけどな。有紀は、キラになにかプレゼントしたいっていうから、俺が付き合ってやっただけだ。」
「僕に言ってくれれば・・・。」
「俺だってキラに言えばいいじゃないかって言ったさ。でも、有紀は、キラをびっくりさせたいって言うから。」
「そうだったの?」
「あぁ。」
「僕、有紀にひどいこと言っちゃった。」
「今から、謝ってこい。」
「うん。」
キラは、有紀を追いかけた。
有紀は、外の公園にいた。
「有紀。」
「キラ。」
「有紀、さっきはごめん。」
「いいよ。私もごめん。」
「いいよ。アスランから聞いたんだけど、僕にプレゼントがあったんだよね?」
「うん。」
有紀は、カバンから箱を取り出す。
その箱をキラに渡す。
「ありがとう。開けてもいい?」
「うん。」
キラは、箱を開けた。
そこには、ネックレスが入ってた。
紫の石が入ったネックレスだった。
「ありがとう。大事にするね。」
「うん☆」
「有紀、さっき、服選んで買おうとしたんだけど、さっきのがあったからまだなんだ。今から、買いに行かない?」
「うん。」
有紀とキラは、デパートに戻った。
「有紀、この服なんだけど、どう?」
「カワイイ☆」
キラが選んだ服は、白のワンピースと黒のスカートだった。
「有紀、着てみたら?」
「うん。」
有紀は、試着室に行って、着替え始めた。
「キラ、どう?」
「うん。有紀、似合ってるよ。」
「ありがとう///」
「これ買う?」
「うん。」
「有紀は、ここで待ってて。」
「うん。」
キラは、レジに向かった。
10分後、キラが戻って来た。
キラは、有紀に服が入ってる袋を渡した。
「はい。」
「ありがとう☆」
有紀とキラは、手を繋ぎながら帰りました。
(終わり)