☆短編☆

□☆嫉妬☆
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☆嫉妬☆

今、有紀は、シンと話をしていた。
壁の後ろからキラが覗いてるとも知らずに。

「シン、今日、射的のテストだね。」
「はい。有紀さんもですよね?」
「シン、敬語使わなくていいって言ったよね。」
「う、うん。」

有紀は、シンの2つ上の先輩。

「シン、射的苦手だったよね?」
「うん。有紀は、得意だったよな?」
「得意じゃないよ。」
「でも、上手いよ。」
「シン、頑張ってね。」
「うん///」

シンは、キラのいる壁とは違う方へ歩いていった。

壁から、キラが出てきた。

「有紀。」
「キ、キラ。」
「有紀、シンと仲良く話してたね(黒)」
「キラ、怒ってる?」
「怒ってないよ(黒)」

嘘だ。
キラ怒ってる。
だって、笑みが黒い(泣)
でも、なんで怒ってるんだろう。
シンと話してただけなのに。
私、キラになにかしたかな。

有紀は、鈍感なため、キラがなぜ怒ってるのかわからなかった。

「有紀は、シンのことが好きなの?」
「え?」
「さっきもシンと話してたよね?」
「それは・・・。」
「シンのこと好きだよね?」
「違うよ。私は、キラのことが好きだよ///」
「じゃ、なんでシンと話してたの?」
「射的のテストの話だよ。」
「そうなんだ。」
「もしかして、キラ。嫉妬してるの?」
「嫉妬なんかしてないよ。」
「ふ〜ん。」
「有紀が、他の人と話をするから悪いんだよ。(黒)」
「は、はい。」
「有紀、食堂に行こう。」
「うん。」

有紀とキラは、食堂に向かった。
有紀は、キラに逆らってはいけないと実感した。
(終わり)
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