☆短編☆

□☆幼馴染☆
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☆幼馴染☆

「有紀、今日一緒に帰れる?」
「うん。」
「じゃ、一緒に帰ろうね。」
「うん。」

キラと有紀は、幼馴染。
アスランは、有紀とキラを見てこの二人は何で恋人にならないんだろうと思っていた。
アスランは今日、キラと有紀に聞いてみることにした。

〜昼休み〜

「キラ。」
「アスラン、何?」
「キラに聞きたいことがあるんだ。いいか?」
「いいよ。」

アスランとキラは、食堂の椅子に座った。

「で、聞きたいことって?」
「有紀のことなんだ。」
「有紀のこと?」
「キラは、有紀のことどう思うんだ?」
「有紀は可愛いと思うよ。」
「もしも、有紀が違う男と喋ってたらどう思うんだ?」
「それは嫌だね。」
「そうか。」
「で、アスランは何が言いたいわけ?」
「つまり、キラは有紀のことが好きなんじゃないか?」
「僕が有紀のことが好き?そんなことあるわけないじゃん。」
「どうしてだ?」
「僕と有紀は幼馴染なんだよ。」
「幼馴染だからこそ好きってこともあるんだぞ。」
「ってか、何でアスランはそんなにムキになってるの?」
「え?」
「僕が誰が好きだろうがアスランには関係ないじゃん。」
「そうだけどな。」
「僕、用事があるから。」

キラは、食堂から出て行った。

アスランは、有紀が食堂にいるのを見つけて、有紀の方へ向かった。

「有紀。」
「アスラン。どうしたの?」
「話があるんだ。いいか?」
「別にいいよ。」

有紀とアスランは、人がいないところに行った。

「で、アスラン話って何?」
「キラのことなんだけど、有紀はキラのことどう思う?」
「キラのこと?キラは、優しいし、頼りがいがあると思うよ。」
「もしも、キラが他の女と喋ってたらどう思うんだ?」
「嫌かな。でも、キラはもてるからね。」
「そうか。(二人とも同じだな。ってことは、やっぱりこの二人は両思いか。)」
「アスラン。話はそれだけ?」
「いや、有紀はキラのことが好きなんじゃないか?」
「え?そんなわけないじゃん。私とキラは幼馴染なんだよ。」
「(キラと同じ反応してるし。)幼馴染だから好きってこともあるんじゃないか?」
「そうかな?」
「そうだよ。」
「で、アスランは何で私とキラをくっつけたいの?」
「なんとなくな。」
「ふ〜ん。」

有紀とアスランは、食堂でわかれた。

〜放課後〜

「有紀、帰ろうか?」
「うん。」

有紀とキラは帰っていった。

その途中でキラは、昼休みにアスランに言われたことを思い出していた。

『キラは有紀のことが好きなんじゃないか?』

僕が有紀のことが好き。
そうなのかな。
ま、他の男が有紀と話してるとムカムカすることはあるけど。
僕は、有紀のことが好きなのだろうか。

有紀も昼休みにアスランに言われたことを思い出していた。

『有紀はキラのことが好きなんじゃないのか?』

私は、キラのことが好きなのかな。
他の女の子と話してたら嫌な気持ちになるけど。

有紀とキラが考え事しているうちに、有紀の家に着いてしまった。

「キラ、バイバイ。」
「バイバイ。」

有紀とキラは、お互い手を振りわかれた。

〜翌日〜

あの二人はまだお互いの気持ちに気づいてないのかよ。
もう一回聞いてみるか。

〜昼休み〜

「キラ、話があるんだけどいいか?」
「今日も?」
「あぁ。」

キラは渋々アスランに着いていった。

「で、話って?」
「昨日のことだ。」
「また?」
「キラは有紀がいなかったらどう思う?」
「寂しいかな。」
「キラ、そういうのを恋っていうんだ。」
「恋?」
「そうだ。キラは、有紀が他の男と喋ってるのが嫌ってことは、キラは嫉妬をしてるんだ。」
「嫉妬?」
「そう。キラは、有紀のことが好きなんだよ。」
「そっか。最近、有紀のことばかり考えるんだ。」
「それが、恋なんだよ。」
「ありがとう。アスラン。」
「どういたしまして。」

キラは、ニコニコしながらどこかへ行った。

アスランは、有紀を発見した。

「有紀。」
「アスラン何?」
「話があるんだ。」
「またなの?」
「あぁ。」
「話って何?」
「昨日のことだ。」
「また?」
「有紀はキラが他の女と喋ってたら嫌なんだよな。そういうことは、有紀は嫉妬してるんじゃないか?」
「嫉妬?私が?」
「あぁ。」
「そんなわけないじゃん。」
「じゃ、キラが他の女に取られてもいいんだな?」
「それは嫌だ。」
「それを嫉妬というんだ。」
「そっか。」

アスランと有紀はわかれた。

〜放課後〜

有紀とキラは帰っていた。

「ね、有紀、話があるんだ。」
「え?」
「僕、前から有紀が好きだったんだ///」
「え?」

キラが私に告白///してきた?

「有紀は?」
「私も・・・キラの・・・ことが好きだよ///」
「僕たち、両思いだったんだね?」
「そうだね。」
「アスランに感謝しなくちゃ。」
「何で?」
「アスランがこのことに気づかせてくれたんだ。」
「え?キラも?」
「ってことは、有紀も?」
「うん。」

有紀とキラはお互い両思いになれて嬉しそうでした。

有紀とキラはキスをした。
(終わり)
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