☆短編☆

□☆気持ち☆
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☆気持ち☆

「有紀、何してるんだ?」
「ご、悟空!?」
「そんなに慌ててどうしたんだ?」
「別に慌ててなんかいないよ///」
「有紀、顔赤いけど、どうしたんだ?」
「赤くないよ///」

悟空が有紀の顔に近づいてきたから有紀は顔が赤くなった。

「有紀、飯出来たから食べに行こうぜ。」
「うん。」

有紀と悟空は下の食堂に向かった。

(悟空、私のこと好きなのかな?好きじゃないかも。悟空、食べ物の方が好きで私のことなんか何も考えてなさそう。)
「有紀、どうしたんだ?」
「なにもないよ。」
「有紀さん、しんどいんですか?休んだ方がいいんじゃないですか?」
「そうします。おやすみなさい。」
「おやすみなさい。」

有紀は自分の部屋へ戻っていった。

「有紀大丈夫かな?」
「有紀さん、悩んでるみたいでしたけど。」
「何を悩んでるんだろう?」
「分かりません。悟空聞いてきたらどうです?分かるかもしれませんよ。」
「俺、聞いてくる。」

悟空は有紀の部屋へ走っていった。

「猿も有紀ちゃんも他人のことになると鈍感なんだから。」
「そうですね。でも、今回は上手くいくかもしれませんよ。そうですよね?三蔵。」
「なんで、俺に聞くんだ?」
「なんとなくです。」

その頃、有紀たちは・・・。

(有紀の部屋の前まで来たけど、入りにくい。もしかしたら、寝てるかもしれねぇし。寝てたら熱だけでも診てあげればいいよな。)

悟空は有紀の部屋のドアを開けた。

「誰?・・・悟空!?」
「有紀、体大丈夫か?」
「大丈夫だよ。」
「有紀、悩みがあるのか?」
「えっ?」
「八戒が言ってたんだ。有紀、悩んでることがあるって。悩んでるのか?」
「うん。」
「俺が聞いてやるよ。」
「私、悟空のことが好きなの///でも、悟空は私より食べ物の方が好きそうだと思って。」
「そんなことだったのか。」
「そんなことじゃないもん。真剣に悩んでたもん。」
「俺も、有紀が好きだよ///」
「本当?食べ物よりも?」
「食べ物も好きだけど、一番好きなのは有紀だよ///」
「ありがとう///」
「有紀を悩ませてごめんな。」
「いいよ。それに、悟空のせいじゃないよ。」
「有紀///」
「私、お腹空いちゃった。」
「じゃあ、下に行くか?」
「うん。悟空は、食べ終わったんだよね?」
「うん。でも、有紀がお腹空いたって言うから俺も腹減ったんだよ。」
「悟空のお腹すごいね。」
「そうか?それより下に行こうぜ。腹減った〜。」
「うん☆」

有紀と悟空は仲良く下の食堂に向かった。

(終わり)

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