故に赤き大地を蝶は舞う

□04 奥州筆頭
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「Hey crazy girl !どうした?いつもの元気具合がどっかいっちまってるぞ?」

「ダテムネうっさい。てか顔近ッ!!」

「Shut up!ダテムネじゃねぇ!」



きわどい距離で声をかけてきた青色に私は軽く額を小突いた。
彼は小さく声をあげて額をおさえるとその整った顔が私の顔を覗き込んでくる。

「…本当にどうしたんだ?」
「んにゃ、みんななんで戦うのかなって。」

「ハッ、そんな事で悩んでたのか?」
「そんな事って…!」

ぞんざいな言い方に私は彼を睨み付けると彼は黙ってろとでもいわんばかりに私の唇に人差し指を当ててきた。


「いいか?理由なんてのは単純なんだ。派手にexcitingしてェって野郎もいれば民を守りてェって奴もいる。」

いつもの兜をしてないので茶色い髪が日の光で赤茶色に見える。嬉々とにも近い口調に私は押し黙る。


「俺は両方だ。この奥州の民を守りてぇし派手にpartyしてェとも思ってる。」


「……そんなの矛盾してる……。

戦ったらダテムネの所の民も、相手の国の民も傷つくじゃん……。

守る為に傷つけるなんて…おかしい。」

自然と視線が俯く。すると彼の大きな手が私の頭に乗って無茶苦茶に撫でられる。

「なっ…」
「そんな悩んでんなよ?お前がnoisyじゃねェとこっちまで調子が狂っちまうだろ?」






スカイブルー
(笑った彼は誰より辛い過去を持ってるはずなのに)

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