SS的なもの

□翠星石「もう!なんでわからないですか!このおバカ!」
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翠星石「だけど、真紅がくんくんを観てたですけど、のりが、雛苺に言ったです」

JUM「待て、くんくんが始まる前の話じゃないのか?」

翠星石「だから!もう!それは同時!同時なんです!」

JUM「ダメだ、どうしてもわからんぞ」

翠星石「もう…!で、だからね?翠星石が大人だから、雛苺に我慢してって言ったけど、のりは聞かなかったです」



翠星石「ちょっとはわかったですか?」

JUM「わからん」

翠星石「…むぅぅ!」ぷんぷん

JUM「ごめん、怒らないで聞いてくれ」

翠星石「怒ってないですもん」ぷいっ

JUM「翠星石は、雛苺を宥めた。そうだな?」

翠星石「…?だから違うです。悪いのは真紅なんですっ!」

JUM「真紅なの!?」

翠星石「悪いって程もないかも知れんですけど、小さい問題です」



翠星石「で、お皿の話に戻しますよ?」

JUM「あ、ああ、お皿ね。キーワードだな」

翠星石「キーワードなのはお皿じゃなくて、お皿に乗るケーキがです」

JUM「…」

翠星石「半分しかないケーキを分けるですよ?しかも半分こじゃないんです」

JUM「そうか、うん」

翠星石「それをお皿に乗せるでしょう?」

JUM「うん」

翠星石「あ、ここで言うお皿はさっきのお皿じゃないですよ」

JUM「もう挫折しそうだ…」

翠星石「このお皿はおっきくなくってー、雛苺が小さいって言ったけど、丸いんです。左右対象!」



JUM「左右対象だな、よしオーケーだ」

翠星石「そのお皿が違うから問題なんですね」

JUM「さっきの皿とは違う。オーケー」

翠星石「それから、こう右を持つでしょ?あ、右ってのは本人じゃなくて、対象ですよ?」

JUM「oh…」




翠星石「で、右を持ちます。この時雛苺から見れば右、真紅も右なんです」

JUM「翠星石からは?」

翠星石「右です」

JUM「ウェイト…。じゃあさっきの本人じゃないってのは…?」

翠星石「だーかーら、ケーキが乗るお皿があるでしょ?それとは違うお皿な訳ですよ」

JUM「…ふむん?」

翠星石「ですから、右は対象から見ると左になるでしょ?で、翠星石から見ても右になるでしょ?」

JUM「そうだな。そうしておこう」

翠星石「だけど、ケーキを乗せるとJUMはどうなりますか?」

JUM「僕がどうなるの!?」




翠星石「JUMと翠星石が対面にいるから悪いんです。ちょっと抱っこです」

JUM「抱っこだな。よし、おいで」

翠星石「よいしょ…んしょ…」

よじよじ

ぽふっ

JUM「…」なでなで

翠星石「…?なんで頭撫でるですか?哀れむような目で」

JUM「いや、良いんだ。説明を続けて」



翠星石「つまりですよ?こうお皿がありますね?」

JUM「うん」

翠星石「この右を持ちます」

JUM「よし、大丈夫だ」

翠星石「でもお皿は左右対象だから、こう前にくるってなっても変わらん訳ですよ」

JUM「大丈夫、まだなんとか食いついてる」

翠星石「それなのに、でも、回してからだと左なんです。前に持って来ても!これはわかるでしょ?」

JUM「頑張れ…!頑張れ…!」




翠星石「それからね?同時に真紅も座るんです、雛苺の前に」

JUM「よしよし、大丈夫だ」

翠星石「真紅はここで言ったんです、来週はケーキじゃないって」

JUM「飛んだなー…」

翠星石「うにゅーじゃないのにケーキでもないのに、雛苺は違うのに、翠星石が怒られたです」

JUM「…くっそぉぉお!!」



翠星石「だって翠星石は雛苺のケーキよりないんですよ?」

JUM「つまり?」

翠星石「つまり、翠星石が1番ケーキ食べてないんです。真紅は一口はおっきいのに」

JUM「…雛苺は?」

翠星石「最初に言った通りです。雛苺のなくて翠星石とのお皿なのに、翠星石もリビングのケーキ食べたって」

JUM「もう一息!もう一息なんだ!」




JUM「よし、話を整理しよう。落ち着いてな、ゆっくりで良いんだ」

翠星石「もう!なんでわからないですか!このおバカ!」

JUM「僕がバカなのだろうか」

翠星石「まずですね?真紅がテレビ見てます。くんくんが始まりません。良いですね?角度は違うんです」

JUM「くんくんやってなかったのか」

翠星石「翠星石はケーキを用意しますけど、ケーキは半分で、でも半分こじゃなくて、まぁこれは翠星石もです」
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