SS的なもの

□水銀燈「イヤッホォォォォォォォ!!」
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――――・・・

JUM「あーあ、結局今回もダメか」

のり「当たってなかった?」

JUM「ああ、300円が一枚」

のり「残念だったわね・・・水銀燈ちゃん」

水銀燈「ガツガツモリモリむーしゃ、むーしゃ、しあわせー!・・・あら、何?」

のり「300円の当たりくじがあるんだけど・・・いる?」

水銀燈「ありがたく頂戴します!」

JUM「はやい!貰う動作が見えなかった・・・」

水銀燈「300円、大金・・・ウフフ・・・」

金糸雀「・・・」



水銀燈「・・・あ」

金糸雀「どうしたのかしら?」

水銀燈「そういえば私も持ってたわ、宝くじ」

JUM「買ったのか?」

水銀燈「買ったというか、貰ったというか・・・」

金糸雀「なんじゃそりゃ・・・」

水銀燈「私も結果を見させてもらうわぁ」

JUM「ああ」



――――・・・

水銀燈「・・・」

金糸雀「どうだった?3000円位当たったかしら??」

水銀燈「はぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜・・・」

金糸雀「キャアアアアア!?!?」

ドヒュウウ!

JUM「金糸雀を吹き飛ばすほどのため息とは!!」

水銀燈「ダメダメじゃない・・・無駄無駄ぁ」

JUM「まあそんなもんだよ、残念だったな」

水銀燈「ただ惜しいのが一個だけあったのよ・・・」

JUM「あるあるwwwwwwwwwwwww」




水銀燈「今年の30周年記念賞みたいなの」

JUM「ああ、100万のあれか」

水銀燈「114373番だったら当たりなのよ、惜しいなんてムカつくわねぇ・・・」

JUM「で、お前が持ってるのは何なんだ?一つだけ番号が違うのか?」

水銀燈「ええ・・・」

JUM「まあよくあることだ」



水銀燈(当たりが114373番)

水銀燈(私のは114373番)

水銀燈(惜しいってレベルじゃないわよぉ!)

水銀燈(やっぱり3000円払えばこんなことには・・・!!)

水銀燈(114373番と114373番・・・似すぎねぇ)

水銀燈(114373番と114373番・・・)








水銀燈「ん?」




水銀燈(やだ、雑草の食べ過ぎで目が悪くなったのかしら・・・)

水銀燈「真紅、視力検査をお願いするわぁ」

真紅「はぁ?なんで私が・・・いいけど」

翠星石「いいんですか・・・」

――――・・・

真紅「貴女の視力は8,0。マサイ族も真っ青」

水銀燈「そう、ありがとう」

真紅「・・・??」


水銀燈(視力じゃないとするなら・・・頭がおかしくなったのかしら??)

水銀燈(いや、そんなことはないはずよぉ)

バサッ

水銀燈「114373番と114373番・・・」

水銀燈「・・・・・・・」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



真紅「あら、地震?」

のり「正月から物騒ねぇ・・・」

雛苺「ウーウーウーウー!」

翠星石「防災頭巾!非常食!」

蒼星石「大げさな・・・」

金糸雀「乾パンおいしいかしらー」

JUM「何で食ってるんだよ!!」

JUM「・・・水銀燈?」

水銀燈「・・・」

JUM「おい、大丈夫か?」



水銀燈「あああああららら、問題ないわよぉおぉおお??」

JUM「ああそうか・・・って、何だその汗!バケツかぶったみたいになってるぞ!?」

水銀燈「ちょっとかぶちゃっただけよ・・・問題無し」

JUM「リビングにバケツはない」

水銀燈「そうだっけ・・・??あれれー???」

蒼星石「水銀燈、顔色が悪いよ?」

水銀燈「まっさか、そんな事・・・」

雛苺「なんかゼラチナスマター見たいな色なの」




蒼星石「・・・ん?」

ヒョイ

水銀燈「!!」

蒼星石「新聞だ。そんなに気分が悪いニュースでもあったの?」

水銀燈「え、ええっと・・・」

JUM(新聞・・・?)

JUM「蒼星石、宝くじの当選金額を順番に言ってみてくれ」

蒼星石「??うん・・・」



蒼星石「2等、一億円」

水銀燈「・・・」

蒼星石「3等、500万円」

水銀燈「・・・」

蒼星石「ジャンボ30年感謝賞、100万円」

水銀燈「・・・」ピクッ

JUM「!水銀燈、お前100万円当たったなーーーー!?!?!?」

一同「な、なんだってーーーーーー!?!?!?」



水銀燈「ナ、ナンノハナシデスカ?ナマステー」

JUM「お前は西洋の人形だろうが!」

真紅「100万!?」

翠星石「マジですか!?」

雛苺「100万円ってなんなの?」

蒼星石「うにゅー一生分くらい?」

雛苺「うにゅにゅにゅにゅにゅーーーー!?!?!?」

金糸雀「ホントのホントかしら!?!?」

JUM「ああ、間違いない」



JUM「こいつは超ド級の貧乏だからな、すぐに顔に出る」

水銀燈「何も出てないわよぉ・・・」

JUM「ほう、じゃあ当たりくじの確認を・・・」

水銀燈「・・・え、ええ。いいわよぉ。ハイ」

真紅「やけに素直ね」

JUM「確かに10枚あるな。蒼星石、番号は?」

蒼星石「114373番」

JUM「把握した」




水銀燈(とりあえずさっき貰った300円のくじと入れ替えたけど・・・バレませんように)

JUM「・・・ん?無いぞ?」

翠星石「JUM、適当こいたんですか??」

のり「嘘つき」

JUM「いや、だからホントに・・・」

水銀燈「ね、もう分かったでしょう?」

JUM「・・・ああ」

真紅「・・・」
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