壊滅的組織
□決められたこと
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角「今日は勤労感謝の日か…」
飛「労ってほしいのかぁ角都ぅー?」
角「…死ね(殴)」
飛「痛ってぇえぇ気持ちイイ……!!(←悦に入ってる)」
ゼツ「飛段キモイ」
暁のアジトでは、勤労感謝の日だろうとなんだろうと、朝からこんな会話のやり取りがなされている。
泥「旦那ぁー、勤労感謝の日って何の日だ?うん?」
蠍「あぁ?過労を強いられている労働者を労る日だろ…」
泥「そうかー、じゃあ鬼鮫みたいに過労を強いられてる人間を労る日なんだな、うん」
デイダラ、若干違う。
趣旨は似てるが若干違う。
だがそこは誰も突っ込まず、あえてスルー。
鼬「鬼鮫を労る、か……ふん、ナンセンス。考えただけでもおぞましい…うぉえ(吐)」
一体何を考えたのか、イタチは口に含んだ団子をゴミ箱に吐き出した。
鼬「だいたい鮫を労るって何をするんだ?餌か?餌やりか?はっ、まったくもってナンセンス」
蠍「お前の思考回路がナンセンスだよ」
一人コントを演じるイタチに対し、無表情で突っ込みを入れるサソリ。
鼬「ふん…まぁ確かに日頃鬼鮫には世話になっているからな…団子の買い出しとか…」
泥「世間ではそれをパシリって言うんだぜ、うん」
頬杖をつきながら、テレビのチャンネルを変えまくるデイダラ。
どうやら観たいチャンネルが無いようだ。
飛「ゲハハハハァ労ってやれよお前ら〜」
角「うるさいぞ飛段。死ね」
飛「だからそれを俺に言うかよ角都ゥ〜。マジで殺せるもんなら殺してほしいぜ」
ゼツ「鬼鮫ノ顔ヲ直視スレバ即死デキルヨ」
トビ「ゼツさん結構ヒドイこと言いますね…」
ゼツ、ここでまさかの腹黒疑惑浮上。
イタチは鬼鮫の話題で盛り上がっているのが堪えられないのか、口を押さえて洗面所に向かった。
と、そこに。
鮫「おや、イタチさん。顔色が優れないようですが、どうなさいました?」
鼬「うぐえっぽほはぶァアァア!!」
何ということでしょう。洗面所に向かうべく扉を開けたイタチの眼前に、鬼鮫が心配そうな顔で立っているではありませんか。
イタチは声にならない奇声を発し、勢いよくその場に卒倒した。
鮫「Σちょっとォォォイタチさァァァん?!」
蠍「イタチ…殺られたな」
泥「御愁傷様だな、うん」
サソリとデイダラは、静かに合掌した。
やはり鬼鮫を労るなど、このメンバー(特にイタチ)には不可能だったようだ。
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