6月9日(ルックの日)記念小説

□ルックの日記念・幻想白雪姫
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昔、昔。とある王国にとても美しい王妃様が居られました。王妃様の名前は、レックナート様と仰られました。王様との間にはまだお子様は居られませんが、それなりに暮らしておいででした。ある日、ついにレックナート様は身籠られました。そしてとても可愛らしい女のお子様をお生みになられました。お子様の名前はルックと名付けられましたが、その白い肌から白雪姫、もしくはその性格の悪さから暗黒姫と呼ばれておられました。
そしてある日、
「ルック、旅に出てください(にっこり)」
「は?何故ですか、オカーサマ」
「そうしないと話が進まないからです。荷物は用意させておきましたから早々に城を出てくださいね」
白雪ルック姫は、美しいがために母の王妃様に殺されそうになり、城を飛び出しました。
「・・・ここ何処なのさ・・・」
白雪ルック姫はさっそく迷子になってしまいました。それでもお城に帰ろうと森の中をさ迷い、一軒の小屋を見つけました。
「食べ物の匂い・・・」
白雪ルック姫は小屋の中に入り、置いてあった菓子を食べました。その時、小屋のドアが開いて小さなドワーフ達が入ってきました。
「あ〜!僕のおやつが!」
叫んだのは、頭にわっかをつけているドワーフ。
白雪ルック姫は理由を話し、小屋にいさせてもらうことになりました。
「話が進まないとかで城を追い出されたんだよ。なんか迷っちゃったし、泊めてくれない?」
「美しいがために母に殺されそうになるなんて・・・ずっと泊まってて良いよ!」
「・・・人の話聞いてる?」



ある日、森に櫛売りがやってきました。しかしその正体は王妃様の差し向けた刺客だったのです。
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