short story

□土方さんハピバ
1ページ/1ページ


今日は誰かの誕生日。

誰かって、副長の土方十四郎の。

まぁ、俺自身はどうでも良い。

つか、ぶっちゃけ早く死なねェかな。

副長の座が早く欲しくていけねェや…

ツー事で。副長の座、今日くらいは降りてくれねぇかな…

ンな事で降りるような人じゃねェか…。

マヨネーズ上げたら退いてくれますかねィ?





土方さんへ

この前全部つかっちまったんで、新しいマヨネーズ買ってきましたぜィ。

それより、今日誕生日だろィ?

俺からのプレゼントでさァ。

そのかわり、俺の誕生日には「副長の座」用意しといてくだせェ。

           沖田総悟
P.S.

ゴリラの餌付けは一日3回ですぜ。

主食はバナナですぜィ。

それ以上の物は上げないでくだせェ。

それと、散歩は屯所内だけにしといてくだせぇ。

動物園に連れてかれちまうんで。

              



「総悟……お前……なにしてるんだ?」

「何って…土方さんへのプレゼントでさァ」

「お前っていいヤツだな。で、プレゼントはどこにあるんだ?ん?」

「近藤さん。その箱に入ってくだせェ」



「え……ちょ、まって。何?俺がプレゼントなの!?

「もちのろんでィ。ほら、早くしないと土方さんが帰ってきまさァ」

「ちょ、マヨネーズがたくさん入って……何コレ!バナナもあるんだけど!
 ちょ、なんか、バナナが凄い匂いを放ってんだけど!!!」


「近藤さんの付けてる香水の間違いじゃないですかィ?」



違うから!ちょ、閉めないで!お願い!!総悟君ヤメテ!!







数時間後………。






「何だ……………………………コレ……」







*皆さんの豊かな想像力に期待します。(ヲイ





.
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ