私は、自分の子供の命を奪いました。
私は、一人、最愛の娘がいます。
子供がどれだけ愛しく、尊い存在か分かっています。
そんな母である私が中絶…。
もちろん、産みたかった。
理由は、親に反対されたから…。
娘がいるのに、勘当されては、娘が不憫だから…。
でも、その答えは、間違っていた。
親も大切だけれど、子供を守れるのは、母親である私。
長女もお腹の赤ちゃんも、死に物狂いで守るのが、当然の選択だった。
私は弱かった。
意思を貫く強さも、子供を守る強さもない。
残るのは後悔ばかり…。
「これで良かった」なんて、一度も…一瞬も思った事がない。
でも、どれだけ悔やんでも泣いても、あの子は戻って来ない。
私より辛くて痛くて悲しいのは、愛生ちゃん…。
ごめんなさい…。