幸せの場所V
□涙の向こうに
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テ「私・・・・」
彼がいなくなるとこんなに寂しいんだ
・・・
こんなに悲しいんだ・・・・
自分はこんなに弱くなるんだ・・・・
違う・・・そうじゃない・・・・
私は元々弱かったんだ・・・
だけどそれを気づかせてくれたのも・・・・
そんな私を見守ってくれたのも・・・
全部彼だったんだ・・・・
彼を見守ってたのは確かに私・・
だけど私を一番見守ってくれたのは間違いなく彼なんだ・・・
時には不器用に・・・・時には自分を犠牲にしてまで・・・
だから私はそんな彼を好きになったんだ・・・・
でも今私の隣に彼はいない・・・
寂しいよ・・・
どうすればいいの・・?
胸がくるしいよ・・・
逢いたいよ・・・
助けてよ・・
テ「・・・っ!!」
私は弾かれたように走り出して
ようやく家に着くと
階段を駆け上がり
家のベッドに飛び込んだ
かつては彼も寝ていたことのあるベッドに・・・
その温もりは今ないけれど・・・
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