幸せの場所V
□こんなセットはいかが?
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「いらっしゃいませ!六名様ですね、ではこちらへどうぞ」
ジ「ありがとうございます。では皆さん、いきましょう」
旅の途中に立ち寄ったお店で食事をとることになったメンバー
店員に誘導され、与えられた席に座る
さらにお絞りとお水が出され
「ではご注文がお決まりになりましたらお申し付けください」
メニューを二つほど渡され、開いてみると
テ「いろんな料理があるのね・・・」
ガ「へえ・・主菜と副菜にデザートか飲み物のセットがお得らしいぜ」
ア「お得!?じゃあみんなそれにしようよ!」
ル「アニス・・今完全にお得っていう響きに惹かれたろ」
ア「え?・・えへへ〜・・」
ナ「アニスらしいですわね」
ジ「やれやれ・・・じゃあ皆さんそれでいいですか?」
ル「ま、いいんじゃないか?」
テ「そうね。じゃあこの中から何を食べるのか選びましょう」
そんな流れでそのお店オススメのセットを頼むことにした
主菜と副菜だけでなく、デザートと飲み物の種類も豊富で、組み合わせは自由なので、選ぶだけでも楽しめる仕組みになっているようだ
そして数分して、それぞれ頼むものを決め
ジ「それでは頼みましょうか・・・・すみません」
「はーい」
ジェイドの声に、店員の一人がメモとペンを手に駆け寄ってくる
「それではご注文をどうぞ」
ジ「では―――・・・」
ジェイドを先頭に各々自分のメニューを頼んでいく
そして全員頼み終わるとメニューを閉じ、店員に渡す
「かしこまりました。では少々お待ちくだ・・・・あ!」
するとそんななか、店員は思い出したような動作をする
「すみません、この中にカップルの方はいらっしゃいますか?」
ル「か、カップル//?」
テ「ど、どうしてですか///?」
「只今期間限定のサービスをやっていまして。カップルの方にはデザートとお飲み物の両方を無料でつけさせて頂いております」
どうやらお店の営業戦略の一つとしてこのようなサービスをやっているらしい
すると通称腹黒コンビの眼光がキラリと光り・・
ジ「おやそうでしたか。それなら一組いますよ」
ル「ジェイド//!?」
テ「た、大佐//!?」
「わかりました。どなたとどなたでございますか?」
ア「こっち朱いのと、こっちの長い髪の女の子でーす♪」
「かしこまりました。では少々お待ちください」
それを聞くと店員は今度こそ去っていった