幸せの場所V
□とある町で
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もじもじ
と同時に
そわそわ
今の私・・ううん、彼も私もまさしくそんな感じ
私は少し俯いて、彼は少し上に背ける形でお互いのほんのり赤い顔を見せまいと頑張っている
ル「///・・・」
テ「///・・・」
おまけに会話も続かない
何故なら会話しようとすると目線が合って、そのたびにお互い真っ赤になってしまうから
ここは旅の途中に立ち寄ったとある街
最初は物資の補給と各自体の休息というもっともらしい理由で来ただけ
それ以外は特に理由はなかった
だけどそれなら何故今私たちはこんなもどかしい雰囲気になっているかと言うと
それはほんの一時間前くらいの出来事