賜りし幸せ

□彼の独占権
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今日は久々の宿。

勿論、ルークとティアは2人部屋


宿をとると堪らなくこの2人きりの時間がとても幸せに思える。

周りに誰もない
ただ2人きりの空間

「ティア、、、?」

さっきから椅子に座って
机と向き合っているティア。

名前を呼びながらティアの顔をそっと覗き込んで見た。

「る、るーくっ!?」

ティアが振り返るとお互い顔が引っ付くような距離までに縮まる。

「せっかく2人きりなのになにしてんだっ?」

「な、なにって、、、」

顔の近かさにティアは頬を赤らめながらルークから視線を逸らし下に視線
を下ろす。


「ティア?隠し事はナシだろ?」

ルークはティアの両肩に優しく手を添えてもう一度ティアに問いかけた。



「テオドーロさんに手紙を、、、」


目の前の彼女はさっきよりも頬を赤らめて小さな声で問いに答える


「ん、、、。」

ルークは視線を逸らしたティアと視線があうよう、ティアの視界に入り

「俺と2人きりのときは、他のヤツの事とか考えちゃダメだ!」

そう言って人差し指をピンっとたてる



「ちょっと、それは、、、!」

「2人きりのときは俺がティアを独り占め、独占するんだっ!」


すこし拗ねた口調で言い放ち
キツくティアを抱き締める

ティアは少し驚きながらも、こっそりルークの首に腕をまわす。


この一時が1番 甘い


「ルーク、、、す、き。」


「ティア、俺も好きだよ」


自分より身長の低いティア。
そんなティアの耳元で愛を囁く

「ルーク、、、。」

「ティア、もう他のヤツの事考えたりしないよな、、、?」

「えぇ、わかったわよ、、ばか。」





彼 の 独 占 権



それは貴方だけが許される

甘ったるい2人だけの時間。
















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