幸せの場所

□私だけを見て
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あなたはみんなに優しいから・・・




コンコン
ガチャ


メイド「おはようございます。ルーク様」


ル「ん。おはよう(ニコッ)」


メイド「////」


ル「どうしたんだ?顔が赤いぞ。熱でもあるんじゃないのか?」


メイド「い、いえ///それよりルーク様。港に船が到着したそうです。ですからティア様も間もなくいらっしゃるかと」


ル「そっか!ありがとう」
メイド「で、では失礼します//」





メイド「ティア様。ようこそいらっしゃいました」


テ「ありがとう。あの・・ルークはどこに・・?」


メイド「ルーク様は今シャワーを浴びていらっしゃるかと。ですから、ティア様が来たら部屋にお通しするように仰せつかっております」


テ「そう・・ありがとう。でもルークの部屋なら私一人で行けるから大丈夫よ」


メイド「かしこまりました。」



メイドに礼を言い一人で歩きだす


改めて見るとやっぱり公爵邸は大きくてまだルークの部屋と応接間、公爵夫妻の部屋への行き方しか知らない


テ(でもルークともしその//・・一緒になったら//・・覚えなきゃいけないのよね?だったら・・)


いつもより遠回りだがルークがシャワーを浴びているというのもあって違う道で行くことにした


迷う可能性も大いにあったが彼の部屋は大きな中庭に面しているのでそれを目印にすれば行くことが出来る


はずだったのだが・・・


テ「どうしよう・・」


案の定迷ってしまった


旅の時は複雑な道のりも難なく行くことができたのだが世界が平和になったために訓練よりもテオドーロの手伝いを優先していたことにより見事に迷ってしまったのだ


目印の中庭もどちらの方にあるのかわからなかった

すると


「・・・・・・ね」


声が聞こえた


声からしておそらく女性

この公爵邸に女性と言えば自分と公爵夫人とメイドしかいない


しかし公爵夫人であるシュザンヌ様は体が弱くあまり出歩かないと聞いている


と言うことは声の主はメイドの人


声の方に歩を進めるとやはりメイド数人がしゃべっていた。なのでここは仕方なくメイドの人に彼の部屋への行き方を聞くことにした



しかし聞けなかった


それどころかその場から逃げ出した


彼女達の話を聞いてしまったから


がむしゃらに走っている内に中庭にでた


そして彼の部屋を目に留めると勢いよく扉を開けて彼のベッドに飛び込む

テ「ルークの馬鹿・・・」


ベッドに突っ伏しているとメイド達の話が頭を駆け巡る
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