幸せの場所

□乙女のヒミツ
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テオ「ティア、いるかい?」

ティアの祖父テオドーロは仕事のことで上の階のにいるはずのティアに声をかける

しかし返事がない

テオ「ん?」

何かあったのかと思い階段を上がって部屋に入る

だがティアはいなかった

テオ「いない、か・・ということは・・やはりここか」

外のセレニアの花畑の中に娘はいた

どうやら座り込んで何かしているらしい

テオドーロはティアに用件を伝えるため扉を開け中に入る

テオ「なにをしておるのだティアは・・」

いつものティアなら自分がここの扉を開けた時点でこちらに気づく

しかし今は全くその様子はない

これは余程のことをしているのかと思い邪魔をしないように静かにティアに近づく

するとなにやら手に持っている

テ「・・・・・な・・よ」

おまけに何か話している

ヴァンの墓に話しかけているのかと思ったがどうやら違うようだ

明らかに持っているものに向かって話している

テオ(ぬいぐるみか?)

しかし近づくとそれも違うと分かる

テ「それでね・・・・なのよ」

まだ自分に気づかずなにか話しているようだ


そうしているうちについにティアのすぐ後ろまでくるとようやくティアの持っているものが判明した

テオ「これは・・・くっくっく・・ははははは!」

テ「ふぇ?・・・お、お、お祖父様!?」

テオドーロは娘の持っているものをみて可笑しくも嬉しそうに笑う

ティアもそれを聞いてようやくテオドーロに気づいたようだった

ティアが持って話しかけていたもの

それは


デートしているときに撮ったと思われるルークと2人っきりで映った写真だった
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