幸せの場所
□信じてるけど・・・
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ル「じゃあ行ってくる」
テ「行ってらっしゃい。気をつけてね」
ル「気をつけてねって言われてもすぐそこだけどな」
テ「ふふ、そうね。今日は遅くなるの?」
ル「あ、ああ。今日はちょっとな・・」
テ「・・なにかあるの?」
ル「いや、何もないよ!じゃあ行ってくる!」
テ「あ、ルーク!・・行っちゃった・・・」
結婚して半年、ファブレ邸前の朝の風景
ティアはいつも通り最愛の夫であるルークを仕事に送り出す
仕事といってもすぐそこの城で働いているわけだが
しかし今日の風景はいつもと少し違った
テ「どうしたのかしら・・・もう、隠し事はしないでっていってるのに・・」
いつものルークならその日の予定をちゃんといって出て行くはず
それに・・
テ「・・・キス忘れてるわよ・・ばか・・」
いってきますのキスもなかった
テ「・・大丈夫よね?」
少し不安がよぎるもただの杞憂だと思いティアは屋敷の中へ戻った