異次元の幸せ

□夢に向かって―出逢い―
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春。

それはいろいろな生命が芽吹き、 世界が彩られる――

――そんな季節。


彼らの心にもまた、
新しき感情が芽吹き始める―


――運命の出逢いによって―――





「ふぅ」
息をついたのは一人の少女。
その少女―ティアは早朝荷物の確認をしていた。
今日は学校の入学式。 ほんの1ヶ月ほど前―――自分たちは思い出やいろいろなものが詰まった。中学校を卒業した。

そして今日は、高校の入学式。
「時の流れは速いものね ・・・・」
ティアはまた一息つくと、食卓についた。

「おはよう、ティア。」
兄のヴァンが笑顔で言う。

「おはよう。兄さん。」
ティアも笑顔で応える。そして二人は箸を持つと食べ始める。
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