異次元の幸せ

□夢に向かってーお見舞いー
1ページ/10ページ

今日はあの事件があってから最初の休日

あの日の翌日、学校でアッシュさんとナタリアさんが私のクラスにきて彼が総合病院に入院したと聞かされた

その時は私のせいでこんな事になってしまったことを何度も謝ったけれど

2人とも私に気にしないようにと言ってくれた

それどころか私にもし暇があったらルーク先輩のお見舞いにいってほしいと言われた

初めはこんな事を招いてしまった私が彼を訪ねていいのか迷ったけれど

私自身ホントは彼のことがすごく気になっていたし、2人がぜひと言ってくれたので今週の最初の休日に行くことにした

その時アッシュさんが『お前が行ってくれればあいつはベッドから飛び起きるほど喜ぶだろう』と言っていたのは何故だろうと思ったけど・・・

取りあえず彼の病室を教えてもらった

しかし今日は私1人で行くわけじゃない

私の兄も一緒だ

兄は一応今のところ全国三連覇中の野球部の監督で彼の怪我にはすごく驚いてた

だからその関係で彼のけがの具合が気になるのかと思ったけど

兄は『今日は純粋にお前を守ってくれたお礼をするために訪ねたい』と言った
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ