幸せの場所U

□想いを胸に
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テ「アニス・・少し相談があるんだけど・・」

ア「ほえ?相談?しょうがないなあ、特別に無料で相談にのってあげるよ」

テ「あ、ありがとう・・」

夜、野営中のルークたち

トクナガの手入れをしているアニスは手を止めると隣に座ったティアを見る

テ「あ、あのね//・・?」

ア「なにさ?」

テ「・・・・ルークの事なんだけど//・・・」

するとアニスは体をくねらせて反応する

ア「きゃわ〜ん☆恋のお悩みなら最初からそう言ってくれればいいのにぃ♪」

テ「ア、アニス//!もう少し声を落として//!」

ア「あ、ごめんね☆で、なあに?」

ティアは辺りを見回し一息つく

ルークを含む他のみんなは少し向こうで談笑していた

それを確認するとティアは頬をほんのり染めながら口を開く

テ「ルークって・・どんなものを貰ったら喜ぶかしら//・・」

ア「な〜に?プレゼント?ティアもやるねえ☆」

テ「ち、違うの//!その・・・このペンダント買い戻してくれたから//・・・そのお礼に//・・・」

ア「相変わらず素直じゃないんだから♪少なからず甘〜い感情も入ってるくせに☆」

テ「も、もう//・・・」

ティアはほんのり染めていた頬をさらに赤くして俯く

その様子にアニスは目をキラーンと目を光らせる

ア「要するにルークに何あげたらいいのか分からないから私に相談しにきたと・・」

テ「・・・うん//」

ティアは俯いたままこくりと頷く

するとまたアニスの目がキラーンと光る

ア「そうだね〜・・・ペアルックで服でもプレゼントしたらどう?」

テ「ぺ、ペアルックなんて//・・・みんなに見られたら恥ずかしいじゃない・・・」

ア「え〜(ちっ、面白いと思ったのに・・)」

アニスは心の中で舌打ちすると次の案を考える

ア「あ!じゃあティアのキスをプレゼント!とかは?」

テ「キスなんて//・・・まだ付き合ってもないのに・・・」

ア「ってことはいつかは付き合うつもりってことだよね?」

テ「も、もう//!もっと真剣に考えて!」

ア「え〜いいじゃん」

アニスは面白くないので仕方なくまともに答える

ア「も〜〜じゃあティアもルークにペンダントでもあげたら?」

テ「・・・ペンダント//・・・そうしようかしら・・・」

ティアはルークに買い戻してもらったペンダントを見る

ア「別にルークはティアから貰った物なら何でもいいと思うよ」

テ「そ、そうかしら//・・・ありがとうアニス、参考になったわ」

ティアはアニスに礼を言うと向こうに歩いていった

それを後ろから見送ったアニスは

ア「まったく・・早くくっつけばいいのに・・・」

と呟いていた
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