幸せの場所U

□彼
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ある日ルーク達は疲れを癒やそうと宿にやってきた

その宿は料金は安いが、古く年季の入っていて歩くと床がキシキシと音を立てる程で

いかにもお化けが出そうだということで

ジェイドが興味本位で食事の時にみんなの前で主人に聞いてみると

案の定この宿にまつわる怪談話を聞くことができた

内容は昔、この宿の二階から誤って落ちて死んだ子供の霊が夜中に宿を徘徊するというものだった

メンバーは軽い気持ちでその話を聞いていた


一人を除いては


ガ「へえ、そんな話が・・・・」

ア「なんか古い宿ならではですね〜」

ナ「おぞましいですわ〜」

ル「お、おいティア、大丈夫か?」

テ「だ、だだだ大丈夫よ!」

ジ「おや?ティアの肩に白い手が・・・」

テ「えっ!?」

ル「嘘に決まってるだろ。いるわけないって」

テ「た、大佐!悪ふざけは止めてください!」

ジ「ははは、ティア、軍人が幽霊を怖がるなんて恥ずかしいですよ」

テ「べ、別に怖くありません///!」


その一人とは、実は大のお化け嫌いである少女、ティアである

このことはみんなには隠そうとしているものの、既に周知の事実であった

ル「なあティア、怖いなら怖いって言えばいいだろ・・・?」

テ「なっ//、だから本当に怖くないって言ってるじゃない!は、早く部屋にいきましょ!」

気の強いティアはルークがそう言うと、顔を赤らめたまま一人で部屋に行ってしまった

ル「ったく・・・素直じゃねえな・・・・」

ルークはティアが立ち去った後、静かにそう呟いた
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