異次元の幸せ
□夢に向かって―事件―
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入学して数日がたち、クラスの皆ともそれなりの仲になった。
新しい先生にも慣れてクラスの雰囲気にも慣れてきたそんな中
ティアはまだあの時のことを思い返していた
正確にはあの朱の髪をした彼の事を
ふと気づくとその事ばっかり考えていて
そのたびに頬を赤く染めていた
そんな事を繰り返していたある日、
先生「三日後、各自に部活動登録用紙を提出して貰います。部活動をやらない生徒は、白紙で提出して下さい」
そう言って先生は出て行った
自分は家の事などで参加しないと決めていた
自分がやらなければ兄さんに迷惑がかかってしまうから
そう自分に言い聞かせ、紙をしまおうとしたその時、クラス中で話しこむみんなの声が聞こえた
女子「ねぇねぇ、どうする?部活動」
女子「えー、私は野球部のマネージャーになろうかなって」
女子「あー、ルーク先輩狙いでしょ」
女子「だってカッコいいんだもん。それに優しいし。しかもルーク先輩今彼女いないんだって♪」
女子「そうなの?じゃあ私も狙ってみようかなぁ」
女子「だけど、マネージャーは二、三人しかなれないらしいから厳しいみたいだよ。他にもルーク先輩狙いの人はたくさんいるっぽいし」
女子「えー、どうしよ〜」
女子「ね〜、でもなれたらルーク先輩のプレーをいつでも見られるし、近づく口実もできるし頑張ろっと」
女子「そうだね!頑張ろ!」
女子「うん!」