幸せの場所V

□涙の向こうに
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見えてきた

私の住んでる街

この独特の飛行音ともしばらくお別れだろうか

ノ「まもなくユリアシティに到着しますよ、ティアさん」

テ「え、ええ。そうね・・」

兄さんとの戦いがおわって

各国にそれぞれ報告を済ませた私たちはそれぞれの家路につくことになった

一番初めは私

これから世界は復興に向けて大変だと思う

私もお祖父様の手伝いでいろいろ忙しくなるんだろうな

それはみんな同じだけど

ア「ティア、またね」

ガ「グランコクマにもまた遊びにくるといいさ」

ジ「まあこれからは遊ぶ暇なんてないでしょがねぇ」

ナ「それでも息抜きは必要ですわ。ティア、バチカルに来たら是非立ち寄ってくださいましね」

テ「わかったわ。ありがとう」

それぞれの個性的な言葉に思わず頬を緩ませる

だけど一つだけある空席が視界に入り

テ「あ・・・」

私は顔を俯かせてしまった

本当だったらここに



『ティア、また会おうな』

『ええ。それまでにご両親に心配かけてはだめよ?』

『ちぇー、ティアは最後までそれかよ』

『ふふっ、ごめんなさい』



こんな彼との他愛無い会話があったかもしれないのに・・・・

そう思ったら












前なんて・・・見えないわよ・・・・















ルーク・・・・
















ばか・・・















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