幸せの場所V

□桜花の如く
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ひらり

ひらり

一面に散らばる薄桃色の花びら

絶えることをしらない花びらは自身の服にも舞い降りて

一つをつまんでじっと見つめてみる

きれい・・だな・・・

素直にそう思いつつ、一本の桜の木にもたれかかってみる

再び顔を上げて今度は上を見上げてみれば

舞い散る花びらと木漏れ日のコントラストに目を細める

ル「・・・・」

彼はそのまま目を閉じた

そばをいくそよ風ともたれかかった桜木に身を任せるように・・・
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