異次元の幸せU
□第三話『お騒がせします』
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〜温室〜
只今時間はお昼少し前
時間割で言うと四時間目が始まって少し経ったころ
といってもアビスメンバーはいつもと変わらずここでのんびり過ごしているわけだが
ひょんなことから今回の騒動は発生する
ル「・・・ん?」
テ「どうしたのルーク?」
ル「いや・・・あ、あれ?」
ナ「何か探しものですの?」
ル「ああ・・・俺の携帯どこかで見てないか?」
自分のポケットや机の下、立ちあがって周りを見渡すルーク
どうやら自分の携帯電話がどこかに行ってしまったようだ
ガ「俺は見てないぞ?」
イ「すみません、僕も・・」
シ「知らないね」
アリ「わからない・・です」
ア「私もー」
どうやらみんなも知らないらしく、ルークはため息を吐いてどかっとソファに座る
アッ「家に置いてきたんじゃないだろうな?」
ル「いや、今日ちゃんとズボンのポケットに入れたはずなんだけど・・」
テ「それなら・・・どこかに落としたんじゃないかしら・・」
そうかなーと顎に手を当ててルークは今日の行動を振り返る
しかし今日携帯電話を使った機会は一度もないらしく、落とした場所についても検討がつかないようだった
その後、メンバーも協力して辺りを一通り探し回ったのだが、結局ルークの携帯はみつかることなくチャイムが鳴り、お昼の時間となった