幸せの場所
□あなたの隣は誰のもの?
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旅の途中、ルークたちは、物資が不足してしてきたということでマルクトの首都グランコクマに来ていた。
町には行ったのが夕方だったこともあり、先に宿を取ることにした。
宿を取るとみんな各々自由行動ということで、解散した。
私は特にやることも無かったので、ルークと一緒に出掛けようと思い、ルークに声をかけようとしたその時。
テ「ルー「ルーク!」
ナタリアに遮られた
ル「何だよナタリア」
ナ「今日の買い物当番はわたくしですの。しかし量が多いのであなたに手伝ってもらおうとおもいまして」
ル「いいぜ。別に」
ナ「よかったですわ。では参りましょう」
ル「ああ」
ルークはナタリアと共に出て行ってしまった
テ「仕方ないわね…買い物当番じゃ」
私は溜め息をつき、ひとりで出掛けることにした
一時間後私はできたばかりだというファンシーショップで品物を見ていた。
テ「可愛い///」
何てことをいってるうちに空も暗くなってきた
そろそろ帰ろうと思い、品物から目を離すと、見覚えのある赤髪と金髪が目に入った
テ「何をしてるのかしら」
気になり、遠目で見ていると――
ルークがナタリアに何かを渡していた
それは綺麗に包装されており、直ぐにプレゼントだと理解できた
ナタリアが微笑む
私は見ていられなくなり、店を飛び出した
二人はまるで恋人のようで
あの人の隣にいたのが私じゃないことが
悔しくて見てられなかった