幸せの場所
□ずっと一緒にいてください
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まもなく彼の来る時間
テーブルに料理を並べて以前彼がデートの時に買ってくれた服を着て彼のためだけに控えめのルージュをおとして席につく
もうあと少しで彼は来てくれるのに
この彼を待つ時間がはがゆいけれど楽しくてさっきから私は時計とにらめっこ
そんなことしてるうちに家のブザーが鳴る
私は勢いよく立ち上がると急いで玄関に向かい扉を開ける
目の前にはもちろん愛しい彼の姿
テ「ルーク。いらっしゃい」
ル「有難う、ティア。俺の誕生日祝ってくれて。ティアから誘われたとき凄く嬉しかった」
テ「何を言ってるのよ。あなたの誕生日ですもの。私が祝いたいの。好きな人を祝えるって幸せなことよ」
ル「有難う。ティア、それってこの前俺がプレゼントした服?」
テ(気付いてくれた・・・)「そうよ。どう?その・・似合ってるかしら//」
ル「うん。とても似合ってるよ。着てくれて嬉しいよ」
テ「そう//?ありがとう。さあ、入って。もう料理は出来ているから」
ル「そっか。じゃあお邪魔します。早く食べよう。せっかくティアが作ってくれたんだ。冷めないうちに食べたい。」
テ「ばか//。でも、ちゃんと手を洗ってからよ?」
ル「分かってる。ありがとう」
他愛ないおしゃべりのあとお互いに手を洗い席に着く
ル「すっげえ!これ全部ティアが!?」
テ「ええ//。味の方は口に合うか分からないけど・・・」
ル「合うに決まってるだろ?俺はティアの料理が一番好きなんだから」
テ「ばか//」
ル「はは。いただきます。・・ん!ティアめちゃくちゃうめぇよ。やっぱりティアの料理は最高だな」
テ「あ、ありがとう//」
(良かった・・)
お互いに料理をつつきながら笑顔で他愛ない話をする
なんと幸せな時間だろうか
料理を食べ終わり片付ける。私がやるといったのに彼は手伝うと言ってきかなくて
お互いに台所に立ち食器を洗う
テ(夫婦みたい///)
その姿はまるで新婚の若い夫婦のようで思わず赤面して
彼に気づかれないように顔を俯かせるものの
ル「なんか俺達夫婦みたいだな//」
テ「えっ//!そっ、そうね//」
ル「ティア顔真っ赤//」
テ「ルークもじゃない//」
ル「///」
テ「///」
これもまた掛け替えのない幸せな時間