異次元の幸せ
□夢に向かって―衝撃そして暗雲―
3ﾍﾟｰｼﾞ/7ﾍﾟｰｼﾞ
ガ｢ルーク･･･大変なことになっちまったな･･･｣
ガイが静かに言う
ル｢うん･･･あれ？ガイ、さっき兄さんあんな事って･･･｣
ガイ｢ああそのことか。それはな･･アッ｢お前が守った女が家に電話してきたんだ。お前が自分のせいで病院に行ったって泣きそうな声でな。このあたりで病院と言やあこの総合病院だからな。すぐ見つかった。んで父上達と来てみれば手術中だって言いやがる。だから俺は学校に電話した後あの女に原因を聞いた。それだけだ。｣
ル｢そうなんだ･･･(あの子まだ自分のせいだって････)｣
あの子―― ティアさんがまだあの事を自分のせいだと思っていることに胸が痛んだが取りあえず胸にしまった
すると我らが野球部の監督ジェイド先生が言う
ジ｢ルーク。その怪我のことなんですが････｣
俺は息を呑んで真っ直ぐジェイドを見た
聞くのが恐くて途中目を逸らしそうになったけど
それでも真っ直ぐに見たんだ
大切な･･･ことだから･････
ジ｢ルーク･･･あなたはこれから３ヶ月、野球をすることは出来ないそうです｣
いつもは笑みを絶やさない監督も今回は神妙な面もちで告げた
ル｢そう･･･ですか･･｣
思っていた通り最悪の結果だった
今は二年の春
二年生は実力を磨くのに一番大事な時期
ましてや３ヶ月の練習不可
体はなまるし、実力を伸ばすのに部活に集中出来る大事な夏休みにまで食い込む
さらに完治した後この左腕が前の通り動くわけがない
大きすぎる遅れだった
さらにジェイド先生は続ける