幸せの場所U
□想いを胸に
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数日後
物資の補給のために街によったルークたち
ルークは宿の部屋でティアから貰った音素学の本を読んでいた
すると
テ「ルーク?私だけど・・・・」
ル「ティア?開いてるよ」
小さい箱を持ったティアが入ってきた
ル「どうしたんだ?」
テ「こ、これ//・・」
ル「俺に//?」
テ「ええ//・・・あまり良いものではないけれど・・・」
そう言ってティアはルークに小さな箱を手渡す
ル「あ、ありがとう//・・・・開けていいか?」
テ「ええ//・・・」
箱を開けると中にはサファイアのペンダント
ル「綺麗だな・・・ティアの瞳みたいだ・・・」
テ「ばか//・・・私はこっち//・・・」
ル「えっ?」
ティアは自分の腕にはめてあるブレスレットを見せる
そこには小さなエメラルドがあしらわれていた
テ「迷惑かもしれないけど//・・この前このペンダントを買い戻してくれたお礼//・・」
ル「迷惑なんかじゃない//・・・嬉しいよ・・・だけど・・・」
テ「だけど?」
ルークの意味深な言葉にティアは首を傾げる
するとルークは顔を真っ赤にしながら言う
ル「だけど//・・・他に・・意味はないのか?」
テ「他にって//・・・」
ル「じゃあなんで自分にもあわせてブレスレットを買ったんだ?」
テ「それは//・・・」
ティアは真っ赤になって俯く
ル「俺は//・・・もしかしたらティアも・・・その・・同じ気持ちでいてくれたのかなって・・思ったから//・・・」
テ「えっ//・・・ルーク、それって・・・」
ティアはかすかに期待を込めた声で尋ねる
ルークは一回深呼吸をするとティアの目を真っ直ぐみて答える
ル「俺はティアのことが―――――」