幸せの場所U

□幸せですから
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就寝前、夫婦の部屋に二人してベッドに腰掛けている新婚さん・・・もといバカップル

ル「明日はケセドニアに視察か・・・明日は帰って来れそうにないな・・」

ルークの手には明日以降のスケジュールが記された手帳

ルークは髪をガシガシとかきながらため息をもらす

テ「・・・ねえルーク」

ル「どうした?」

するとティアはルークの胸に顔をすりよせながらルークに言う

テ「私・・・」

ル「ん?」

テ「・・・ついていったらだめかしら//・・・」

ル「えっ//?」

ルークはびっくりしつつも胸の中のティアを見る
テ「だめ・・・?」

ル「だめじゃないけど・・いきなり言うから・・・」

テ「だって一人だと寂しいし・・・少しでもルークと一緒にいたいもの//・・」

ル「ティア//・・・」

部屋には新婚さん・・・もといバカップル特有の空気が漂う

ル「ティアって本当に素直になったよなあ・・・」

テ「私もそう思う//・・・私、ルークと一緒になってから自分でもびっくりするくらい素直に気持ちが言えるの//・・・」

するとルークはニヤリと少し笑う

ル「愛の力かも・・・なんてな・・」

以前のティアならここで恥ずかしがるはずだが

テ「そうかもしれないわね//・・・」

ル「あれ?前なら『ばか』とか言ってたのに」

ルークは予想とは全く違う様子にきょとんとする

テ「意外だった?」

ル「うん・・・少しな・・・」

テ「これだけは確かに言えるわ・・・私をこんなに変えてくれたのは間違いなくあなたよ///・・・」

ティアはそう言いながらルークにまわす腕の力を強くする

ル「そうか?」

テ「ええ、絶対そう//・・・」

ル「でも、恥ずかしがるのは相変わらずだな・・」
そう言いながらルークはさっきから自分の胸に顔をうずめているティアに苦笑する

テ「もう//・・・ばか//・・」

ル「その口癖もな」

テ「ルークの意地悪・・・」
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