幸せの場所U
□彼
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夜中、みんなが寝静まった頃
ティアは布団をかぶりながら眠れずにいた
原因は食事の時に聞いたあの怪談話であった
テ「だ、大丈夫よ・・・・あんなのただの噂話・・・・・」
すると
ミシッ
テ「な、なに・・・・?」
廊下の方から音が聞こえる
テ「ま、まさか・・・・」
ミシッ・・・・ミシッ・・・・
その音は次第に近づいてきて
ミシッ・・・・・・・・
ティアの部屋の前で止まった
そして
コンコン・・・・
ドアがノックされる
テ「きゃあああああ!」
ついにティアは恐怖に耐えられず悲鳴を上げる
すると
ル「ティア!大丈夫か!?」
テ「っ!ルークっ!」
ルークが部屋に入ってきた
あの足音はルークだったのだ
ティアはルークを認めると思い切り抱きつく
ル「うわっ、ティア!?」
ルークは突然のことにたじろぐものの
テ「いやっ!放さないで!」
恐怖に怯える彼女を見ると、ゆっくりティアを抱きしめた