幸せの場所U

□Summer Festival
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ル「うわー、凄い人だな」

ナ「でも皆さん楽しそうでなによりですわ」

市街地に降りてきたルークとナタリア

祭りは初めての試みだったがどうやらうまくいっているようだった

ル「それにしてもナタリアの着てる服ってなんだ?初めて見るけど」

ナ「ふふ、良いところに気がつきましたわね。これは浴衣と言うそうですわ。ピオニー陛下が『夏祭りならやっぱり浴衣だろ』と言ってきまして。素敵な服でしたのでお借りしましたの」

ル「またあの人は・・・」

どうやらあの人はまた国の予算でなにやら作ったようだ

ジ「本当に困ったものですよねえ」

ル「ホントにな・・・・ってジェイド!?」

ジ「おや、凄い人ですねえ。成功のようでなによりです」

ガ「ルーク、久しぶり。3日間大変だけどまあ楽しもうや」

ア「どう?ルーク、アニスちゃんの浴衣姿。痺れちゃうでしょ?」

いつの間に現れたのか後ろを振り返るとアニスは浴衣、ジェイドとガイはなにやら変わった格好をして立っていた

ル「ガイ、その格好なんだ?」

ガ「これは男用の浴衣らしい。ルークの分も陛下から預かってきたから着たらどうだ?」

ル「なんか動きにくそうだな・・・・あれ?アニスもナタリアも浴衣ってことは・・・・」

ナ「もちろんティアにも浴衣を贈りましたわ。着方を書いた紙と一緒に」

ア「あ、そういえばティアは?ルークなら知ってるでしょ?」

ル「もうすぐ来るはずだけど・・・・あ//・・」

人混みの中

ルークはその中から綺麗な藍色に白い花があしらわれた浴衣を着た愛しい人を認める

よく見るといつもと違って髪を結い上げているようだ

テ「遅くなってごめんなさい‥少し歩きにくくて・・・」

ア「ほわ〜、やっぱりティアってきれー」

ナ「似合ってますわ。ティア」

テ「ありがとう//・・・アニスもナタリアも綺麗よ」

ル(ぽかーん)

ア「ほらルーク、何か言うことがあるでしょ」

ル「あ、ああ//・・・」

テ「///」

ル「凄く似合ってて//・・・綺麗だよ・・・」

テ「ルーク///・・・」

ここでお約束の甘甘障気発生

ガ「どうだルーク、お前も浴衣着てティアと歩いたらいいじゃないか」

ル「似合うかな・・・」

テ「きっと似合うわ//・・私もルークと浴衣で歩きたい・・・」

ル「・・うん//・・・じゃあ着てくるよ」

ルークはそう言って自宅へと走っていった
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