story

□天才が同時に秀才であり、凡人である事に気付いた人たち
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「なあなあ影山!!お前サッカーうめぇな!!」


部活の休憩中、日向が興奮気味に言った
影山は対して興味なさそうに汗を拭う


「別に・・・普通だろ」


「へぇ・・・勉強はできない癖にね」


「うるせーっ!!」


影山飛雄はバレーに関しては天才
勉強に関しては凡人またはそれ以下
スポーツに関しては秀才である
それは烏野高校排球部にいる誰もが知っている事だった
今まで体育の授業でやってきたサッカー、バスケ、陸上競技などはその部活に入っている部員よりも上手いかもしれない
しかし勉強に関しては学年のビリを争う
天才という肩書があり、身構えていたバレー部員をはじめとするクラスや教員たちもそんな影山の以外な一面を知り、ああ、やっぱり同じ人間なんだと微笑んだ
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